- えんてん
- I
えんてん【円転】(1)円く回ること。(2)角立たず, なめらかに移っていくこと。 自由自在なこと。II
「運筆の~にして放逸なる所は/もしや草紙(桜痴)」
えんてん【宛転】(1)ゆるやかな曲線を描くさま。「~として流れる大河」
(2)眉(マユ)の美しく曲がるさま。 また, 美しい顔の形容。「~たりし双蛾は遠山の月に相同じ/幸若・敦盛」
(3)なめらかで, とどこおりのないさま。III「~たる嬌音を以て/吾輩は猫である(漱石)」
えんてん【炎天】真夏の焼けるように暑い日差しの天気。 また, その空。 ﹝季﹞夏。IV「~下の野球試合」
えんてん【遠点】(1)目の調節を休止した状態で網膜上に結像できる外界物点の位置。 正視眼では無限遠。(2)中心天体に対して, それをめぐる天体が最も遠ざかる位置。 遠日点・遠地点など。⇔ 近点
Japanese explanatory dictionaries. 2013.